教育勅語で思い出した

 教育勅語が復活するか、と話題になっている。全面否定ではなくて部分的に良い内容が盛られているので、と学校教育に取り入れるべきだと進言する人もいる。政府もそのような考えだ。危険きわまりない。
 この論議の中で思い出したことがある。1944年か45年頃のことと思う。我が家では、食事の前に「箸とらば天地御代(アメツチミヨ)の御恵(オンメグミ)君や親の恩を味わえ。戦地の兵隊さんいただきます」と言ってから食べ始めるようにしつけられていた。父は、これをちゃぶ台の裏に筆で墨黒々と書いた。勅語と違って短いし五七調でいいやすいので直ぐに覚えた。
 1946年に当時の国民学校に入ったので教育勅語を学校で唱えさせられたり暗記させられたことはなかったが勅語の家庭版、ミニ版をたたき込まれた。そこで恐ろしいことが思い浮かんだ。教育勅語を現代風に「翻訳」して子どもでも唱えやすくして教室の正面に掲示する…。私のあらぬ想像だけならいいが。
 勅語の現代語訳はすでに高橋源一郎氏らのものがある。高橋は勅語を推進する立場ではない。
 あのちゃぶ台はどこへ行ったのでしょう?きっと伊勢湾台風の時に処分したかあるいはもっと前に薪になったかもしれない。

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