法話

 若い僧侶の法話を聞いた。年輩の方と違って、釈迦や親鸞について、あるいは地獄極楽についての話ではなく、身近な話題から話に入った。例えば、55176という数字と77254という数字はどんな数字かというクイズから始めた。前者は日本国内にあるコンビニの数だそうだ。後者は日本中の寺院の数。コンビニの利用者は1日960人だが、寺を訪れる人は年間でも20回以上が調査対象者の10%で、0回は40%。このあたりから、法話らしくなった。随所に自分の調べたことや読んだこと経験したことを混ぜながら話して人を惹きつける。
 真宗の教典にある7高僧のことやテレビのあるクイズ番組で「南無阿弥陀仏」を二つに分けたときにどこで分けるか、という問題が出たが皆さんならわかるだろうと善男善女をおだてる。メモをとりながら聞いている人もいる。
「時間がないので、このことは午後の冒頭で述べる」と午前だけで失礼しようと思っている人を引き留める技も心得ている。
 寺院が危機に瀕しているそうだ。過疎化が進み、1つの寺だけでは運営していくことができなくなっている地域が少なくないそうだ。2~3ヶ寺を合併しないと成り立っていかない。檀家の善意にあぐらをかいているときではないようだ。
 今日のような話なら次も聞いてみようと思った人も少なくないだろう。かくいう私は、午後は別の用事があって失礼した。どのように話が展開したのだろう。
 

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック