教科書

 無料塾で社会科の勉強の相手をした。地理だ。生徒は問題集を持ってきてそれをやっていた。九州・四国地方のことがでている。教科書を丁寧に読めばわかる問題ばかりだ。
 他の出版社の教科書は知らないが、名古屋市で使っている教科書はずいぶん工夫されていると思った。日本で問題になっているいくつかの項目を、どの地域でも扱うのではなく特定の地域に割り当てているという印象をもった。
 「公害」では水俣病を題材にして九州で扱っている。「過疎」では、高知県の山村を扱っている。「地場産業」では、馬路村のゆずを使っての「村おこし」について書いている。これらの項目は日本全国どこにでもあることだが全地域で何もかも扱っていては教科書が何冊あっても足りない。編集者の苦労が忍ばれる。
 だからといって諸手を挙げて推薦できるかというと必ずしもそうとは言い切れない。新幹線が通り、観光開発が進み、新しい企業が進出し、…などと企業の努力によりどの地域も潤っているというような印象を受ける記述になっている。
 1時間足らずの勉強に付き合い、ぱらぱらと教科書をめくっただけで全体を論ずることはできない。あくまで印象だ。他の出版社の教科書でも同じだろう。
 教科書が大きくなった。今までは18.3センチ×25.7センチだったが21.0センチ×25.7センチになった。英語の教科書6種のうち4種が新しい版になった。英語の教科書だけだと思っていたが社会科もだ。きっと他の教科も同じだろう。その分、図がわかりやすくなった。写真が増えた。脚注も丁寧になった。この教科書を先生たちは指導がしやすくなったのかそれとも…。

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